自作PCにあまりなじみがない方が初めて補助電源を気にするのは、グラフィックボード(ビデオカード)通称グラボを増設、交換するときではないでしょうか。
そこで、ここでは補助電源についての解説と自分のPCに補助電源があるかどうかの見分け方、グラボに必要な補助電源の見方を紹介します。
補助電源とは?
補助電源はグラボ側から見た時の呼び方で、正式にはPCI Express電源コネクターと言います。
このPCI Express電源コネクター(以降補助電源)はPCの電源ユニットから電源コードが生えていて、補助電源が必要なグラボには基本的には側面に6ピン、もしくは8ピンを挿すための穴が開いているといった形になっています。
表記は「6+2ピンPCI Express」や「補助電源 8ピン×1」というようになっているのが一般的です。
6+2ピンと8ピンの違いは?
「6+2ピン補助電源」は6ピンと2ピンを結合して8ピンとして使うことも、2ピンは挿さずに6ピンとして使うこともできるとても便利なコネクターです。
6+2ピンを8ピンとして使うことにデメリットは特にありませんので、ただ便利に使えるように分かれているということになります。
グラボ側に必要なピン数で接続し使用します。
グラボ側に補助電源の確認方法は?
グラボには補助電源が必要ない「補助電源なし」の製品と補助電源が必要な「補助電源 8ピン×1」のように表記された2種類の製品があります。
補助電源が必要なグラボは補助電源ピンを挿さないと動作しませんので、自分のPCに適切なグラボを購入する必要があります。
実店舗に行って購入する場合は外箱や値札に「補助電源 8ピン×1」のように書いてあるのでわかりやすいですが、ネットで購入する場合は注意が必要です。
ネットショッピングサイトでは商品説明が十分行われておらず、補助電源の有無がわからないことが多々あります。
下の写真は某Aショッピングサイトですが、補助電源が必要なグラボでも補助電源が必要なことが記載されていません。
ですので、購入する前にメーカーホームページや、代理店ホームページで補助電源の有無を確認する必要があります。
↑同じ商品ですが8ピン×1が必要だということが分かりました。
電源(PC)側の補助電源の確認方法は?
電源ユニットにも補助電源コードが生えている製品と補助電源コードが生えいていない製品があります。
電源側(パソコン)に補助電源コードがついているかを確認する方法はいくつかありますが、1番簡単なのはPCケースのサイドパネルを開けて電源ユニットから補助電源コードが生えているかを確認する方法です。
この画像では補助電源6+2ピンと6ピンの二つが生えていますので、最大で補助電源「8ピン+6ピン」が必要なグラボを搭載することができます。
上の見出しでも説明しましたが「6+2ピン補助電源」は6ピンと2ピンを結合して8ピンとして使うことも、2ピンは挿さずに6ピンとして使うこともできるとても便利なコネクターです。
その他には電源ユニットを単品で買った方は購入した際の箱で確認することもできます。
ビジネスモデルのPCや大型家電ショップで購入したPCには補助電源がついていない場合が多いです。
このような補助電源がないPCでは補助電源が必要なグラボを使うことはできません。
ですので、補助電源が必要ないグラボを使うか、電源ユニットを交換する必要があります。
補助電源なしの最強グラボ
2020年9月現在、補助電源なしで最強のグラボはNVIDIAのGTX1650です。補助電源がないPCで使える最高性能のグラボです。
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15000円前後です。
ビジネスPCなどのスリムケースにも入るロープロファイルモデルのGX1650は2万円弱です。
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その他人気グラボ
2020年9月現在、人気のグラボの補助電源ピンの必要数を見てみると、
1650Super(補助電源 6ピン×1」)
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1660Super(補助電源 8ピン×1」)
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RTX2060Super(補助電源 8ピン×1)
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RTX2070Super(補助電源 8ピン×1+6ピン×1)
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となっています。(モデルによっては若干異なる場合があります)
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