今回は500Wの電源ユニットとGeForce RTX 3060 Tiを使って実消費電力等を見ながらRTX 3060 Tiは500W電源で満足に動作するのか見ていきます。
既存のPCにRTX 3060 Tiを搭載しようと考えている方や、グラボ電源で迷っている方の参考になればと思います。
現行のRTX 4000番台ですと、RTX 4070が消費電力200W、RTX 4060 Ti (16 GB)、(8 GB)がそれぞれ165Wと160Wと近い値なので、そちらが気になっている方も参考になるかと思います。
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使用するグラボRTX 3060 Ti
今回の主役である「GeForce RTX 3060 Ti」は、NVIDIAの最新アーキテクチャ「Ampere」を採用するGeForce RTX 30シリーズとしては、下位モデルとしてRTX 3050とRTX 3060があるミドル向けGPUです。
NVIDIA のリファレンスモデルのRTX 3060 Tiでは消費電力200W、推奨電源ユニットが600Wです。
今回テストで使用するのはPalitの「GeForce RTX™ 3060 Ti Dual V1」で消費電力200W、推奨電源が550Wです。
去年末に約8万円でした。1年保証です…
3年保証の他社のものと迷ったのですが、数千円ケチって1年保証のものにしました。買い替えたくなるころには値段が落ち着くかと思ったのですが、今のところそのような気配はなく幾ばくか後悔しております…
現行のRTX 4000番台ですと、RTX 4070が消費電力200W、RTX 4060 Ti (16 GB)、(8 GB)がそれぞれ165Wと160Wと近い値です。
使用する500W電源
テストで使用する電源を購入したのは5年以上前になります。多分今年で6年目だと思います。常用していますがパソコン使用中に電源由来と思われるようなエラーなどはなく問題なく使用できています。
80PULS認証のSTANDARDの500W電源なので理論上最大負荷時にもPCに対して400Wの出力は確保できます。
テスト環境
OS:Windows 10
マザーボード:BIOSTAR B460 GTQ
CPU:Intel Core i5 10400
メモリ:CFD W4U2666CX1-8G DDR4-2666MHz 8GB×2 (合計16GB)
GPU:Palit GeForce RTX™ 3060 Ti Dual V1
ストレージ1(M.2 NVMe):Samsung 980 500GB
ストレージ2(SATA):TOSHIBA DT01ACA100
ストレージ3(SATA):KINGSTON SUV400S37120G
無線LAN子機:Archer TX50E
ケースファン:3つ
電源:玄人志向 KRPW-L5-500W/80+
テストはWindows 10立ち上げ5分後の「アイドル時」、定番CPUベンチマーク「Cinebench R23」、定番ゲームベンチマークの「FFXVベンチマーク」(1980×1080ドット最高設定)、筆者が最近はまっている「原神プレイ時」(1980×1080ドット最高設定)、グラボの性能をチェックする「3DMARK」(FireStrike)、「Cinebench R23」+「3DMARK」(FireStrike)を同時並行の6種で行います。
CPU、グラボ、メモリどれもオーバークロック等はしていません。
消費電力測定は電源ユニットのコンセントにELPA「エコキーパー EC-05EB」をかませて電力を測定します。
500W電源とRTX 3060 Tiのテスト結果
それぞれのテストでの最大消費電力は以下の通りでした。
アイドル時:58W
Cinebench R23:166W
FFXVベンチマーク:332W
原神プレイ時:290W
3DMARK:309W
Cinebench R23+3DMARK 同時:344W
今回のテストでは最大でも消費電力は消費電力計読みで344Wと400W(500W電源の80%)を下回る結果となりました。
今回使用した消費電力計は電源ユニットで生じたロス等も含めて表示しているので、電力計読みで500Wまで行けるはずです。
FF15ベンチマークの結果をネットで少し調べてみると、ネット上にある似たような構成のPCと遜色ないスコアなので500W電源を使っているからグラボの性能が発揮できていないということもなさそうです。
最大の消費電力を計測したCinebench R23+3DMARKの同時テストではCPU使用率は常に100%、グラボの使用率は90%程度で最大時に97%程度まで上昇しました。
この状況でも、もちろんパソコンが落ちたりするといったことはなく問題なく使用することができました。
最大負荷時でも350W程度だったので拍子抜けでした。
CPUの消費電力に関しては、負荷がかかり始めてから最初の28秒間はブーストがかかり90 Wの消費電力ですが、それ以降は65 Wでした。TDP65 WのCPUはブースト時に同じく25 W消費電力が増加すると思われますので、今回使用したCore i5 10400と同様にTDP 65 WのCore i7 10700なども今回の検証と同じような消費電力になると思われます。
KつきCPU(Core i7 10700Kなど)ではTDP125 Wと今回使用のCPUより60 W多く、仮定の計算として、ブースト時には25 Wプラスして150 WをCPUだけで消費すると考えると、今回のCore i5 10400より最大で60 Wの増加なので、合計404W程度の消費電力と見積もることができます。
これは400 Wを超過しますが電源ユニットのロス等変換効率を加味してのPC全体の消費電力が404 Wなので、500 Wにはまだまだ余裕があるはずです。
まとめ
今回の実機検証ではRTX 3060 Tiは500W電源でも使えるということが分かりました。
また、電源ユニットが推奨電源以下でも電力が足りていれば明確な性能の低下は起こっていなさそうだということも確認できました。
今回テストに使用したのはSTANDARD電源でしたが、BRONZE電源やGOLD電源などを使えば使用可能な電力はさらに増えるため問題が起こる可能性は減ると思います。
もちろんわざわざぎりぎりの電源ユニットを使う必要はありませんので新たに購入するのであれば推奨電源ユニットである600W以上のものを購入したほうが効率の面から考えてもよいと思います。
また、CPUのグレードによってもシステム全体の消費電力は変わりますので注意してください。
現行のRTX 4000番台ですと消費電力200WのRTX 3060 Ti以下の消費電力である、200WのRTX 4070、165Wと160WのRTX 4060 Ti (16 GB)、(8 GB)等は問題なく500Wの電源で使用できると思われます。
ほぼ同じ動作環境でrtx3060ti動くか心配だったので助かりました!推奨電源以下でも性能落ちないことにはびっくりしました。
返信削除電源は劣化していくので電力は下がっていきます。
削除その為劣化を計算にいれて1,5倍以上の電源がいいといわれています。たしかにギリギリでも動くとは思いますが発熱が高くファンなどがうるさくなる、電源の劣化が早くなる。PCの故障の原因になりやすいなどのデメリットもあります。
1年の保証期間内は問題ないかもですが後に交換が必要になるかもです。
そもそも500W電源は理論上500Wまで電力を供給できる
返信削除中には主要パーツが使う12Vを500W賄えない物もあります(よっぽど安物ですが)
削除出力表を見て計算しないと
電源が今の550wでいけそうか気になってました。ありがとうございます。
返信削除500W電源 80PLUSの80%はコンセントから引っ張る方の電力効率なので、PC内で500W全部使えてる状態でコンセントから625W使うって意味です。
返信削除古い記事ではあるけど,いまどきfirestrikeとか電気使いそうなユニット全然使わないテスト回してどうすんのw
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