【約1万円】バッファローからWi-Fi6対応ルーターエントリーモデル

2020年6月10日

INTERNET PC周辺機器 無線LAN 無線LANルーター

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株式会社バッファローは2020年6月4日、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応ルーターの新製品を発表しました。

発表されたのは3モデルですが、その中の1つは9000円前後のエントリーモデルらしい、、、
7月上旬の発売とのことですが、これは気になるということで少し調べてみました。

製品画像はBUFFALO公式サイトより


NEW Wi-Fi6対応ルーターのエントリーモデル


Wi-Fi仕様
5GHz:2ストリーム 最大1,201Mbps(理論値)
2.4GHz:2ストリーム 最大573Mbps(理論値)
有線LAN仕様
INTERNETポート(WANポート):最大1Gbps ×1
LANポート:最大1Gbps ×4


バッファロー特設サイトURL  https://www.buffalo.jp/topics/utilize/detail/start-wi-fi6.html
1万円前後のWi-Fi6対応ルーターとして国内で販売される製品はこれで5台目となります。
2020年になって選択肢が広がってきたといえるでしょう。

そして、この新モデル「WSR-1800AX4」は初の日本メーカーからのWi-Fi6ルーターエントリーモデルとなります。

外観は縦置き前提で、従来の一般家庭用ルーターと同様にコンパクトな印象です。(壁掛けも可)

これまでの海外メーカー製Wi-Fi6エントリールーターは、縦置きはオプションパーツ必須、もしくは縦置き不可。それに加えて大きめのアンテナが外部に出ているモノだったので、設置スペースの都合上購入を躊躇している方もいたかもしれませんが、この新モデルの登場でその点は解決されます。

Wi-Fi6対応ルーターエントリーモデルスペック一覧比較

右端にバッファローから発売されていて、私も現在使用中の旧規格のWi-Fi5(11ac)対応のルーターのスペックを比較例として載せておきます。

※画像はアマゾンへのリンクです。
メーカー バッファロー TP-Link TP-Link ASUS NETGEAR バッファロー
画像
モデル WSR-1800AX4  Archer AX10 Archer AX50 RT-AX56U RAX20-100JPS WSR-2533DHP3
Wi-Fi6(ax)最大転送速度(5GHz/2.4GHz) 1201/573Mbps 1201/300Mbps 2402/1148Mbps 1201/574Mbps 1201/574Mbps Wi-Fi5まで(1733/800Mbps)
5GHzストリーム数 2 2 2 2 2 4
5GHzバンド幅 80MHz 80MHz 160MHz 80MHz 80MHz 80MHz
アンテナタイプ 内蔵 外部 外部 外部 外部 内部
WANポート(INTERNETポート) 1Gbps 1Gbps 1Gbps 1Gbps 1Gbps 1Gbps
有線LANポート 1Gbps×4 1Gbps×4 1Gbps×4 1Gbps×4 1Gbps×4 1Gbps×4
IPv6プラス系(IPoE/IPv4 over IPv6) × × × ×
IPv6パススルー
ビームフォーミング
MU-MIMO
バンドステアリング 〇(Lite) × ×
中継機能 × × ×
子機機能 × × ×
セキュリティ WPA3 WPA2 WPA2 WPA3 WPA3 WPA2
発売日 2020年7月予定 2019年12月 2019年10月 2020年4月 2020年3月 2020年1月
6/6価格.com最安値 ¥8,880 ¥7,909 ¥10,870 ¥12,221 ¥12,672 ¥9,497


ここには載せていませんが「WSR-1800AX4」は他のWi-Fi6対応機種同様「Wi-Fi 6からの新機能OFDMA」を搭載しています。
※新機能OFDMAは、ルーターがたくさんの台数の端末と同時に通信ができるようになる技術です。

IPv6対応

先ほどの表を見てもらえば一目瞭然ですが、1万円前後のWi-Fi6対応ルーターとして初めてIPv6に対応することが発表されています。

IPoE対応ホームゲートウェイをレンタルされている場合には関係ありませんが、家にホームゲートウェイがなく、ONUに自前のルーターをつなげている環境でも低価格でWi-Fi6とIPv6プラス系を両立した環境を構築できるようになります。

※表の他の機種はIPv6パススルーにのみ対応しているためアクセスポイントとして使う場合のみIPv6系が利用できます。

つまり、ONU・ひかり電話・ルーター・無線LANなどの機能を備えた一体型機器である「ホームゲートウェイ」がなくても、ONU単体と「WSR-1800AX4」を直結するだけでIPv6プラス系に対応できるわけです。

このようなルーターが国内企業から海外勢に先駆けて発表されるのはうれしいことです。


セキュリティ規格WPA3と将来性


「WSR-1800AX4」は2018年に発表されたWi-Fiセキュリティの新規格WPA3に対応しています。

もちろん1世代前のセキュリティ規格WPA2にも対応しています。今後はWPA3対応のWi-Fi機器が増えていき、WPA2は安全性の面からも過去のものとなっていくと思われます。

その点で「WSR-1800AX4」はWPA3にも対応していますのでWPA2までの対応ルーターよりも将来的に長く安全に使える可能性が高いといえます。

まとめ

今回発表された「WSR-1800AX4」は価格面でも機能面でも他の機種よりバランスよく優位に立っており、予算1万円でWi-Fi6対応ルーターを選ぶなら「WSR-1800AX4」を選んでおけば家庭用の一般用途では満足の性能を得られると思います。

なお、他の機種も同じですが、有線LANポートが1Gbpsまでなので、オンライン通信で「最大1,201Mbps(理論値)」とされている数値を出すことは不可能です。

以上「【約1万円】バッファローからWi-Fi6対応ルーターエントリーモデル」でした。


自己紹介

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PCパーツ、PC周辺機器に興味を示すおじさん? 初めてPCをばらばらにしたのは10年以上前のこと、それ以来自作PCにはまってしまい自作PC情報を収集する毎日。 ゲームはブラウザゲームをたしなむほどだったが、いつしか本格的なPCゲームをやりだしてしまう。そしてfpsやpingを気にしだしてしまい、インターネット回線や、ルーターなどの周辺機器にものめりこんでしまう羽目に。

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