株式会社バッファローは2020年6月4日、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応ルーターの新製品を発表しました。
発表されたのは3モデルですが、その中の1つは9000円前後のエントリーモデルらしい、、、
製品画像はBUFFALO公式サイトより
NEW Wi-Fi6対応ルーターのエントリーモデル
Wi-Fi仕様
5GHz:2ストリーム 最大1,201Mbps(理論値)
2.4GHz:2ストリーム 最大573Mbps(理論値)
2.4GHz:2ストリーム 最大573Mbps(理論値)
有線LAN仕様
INTERNETポート(WANポート):最大1Gbps ×1
LANポート:最大1Gbps ×4
LANポート:最大1Gbps ×4
1万円前後のWi-Fi6対応ルーターとして国内で販売される製品はこれで5台目となります。
2020年になって選択肢が広がってきたといえるでしょう。
そして、この新モデル「WSR-1800AX4」は初の日本メーカーからのWi-Fi6ルーターエントリーモデルとなります。
外観は縦置き前提で、従来の一般家庭用ルーターと同様にコンパクトな印象です。(壁掛けも可)
これまでの海外メーカー製Wi-Fi6エントリールーターは、縦置きはオプションパーツ必須、もしくは縦置き不可。それに加えて大きめのアンテナが外部に出ているモノだったので、設置スペースの都合上購入を躊躇している方もいたかもしれませんが、この新モデルの登場でその点は解決されます。
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Wi-Fi6対応ルーターエントリーモデルスペック一覧比較
右端にバッファローから発売されていて、私も現在使用中の旧規格のWi-Fi5(11ac)対応のルーターのスペックを比較例として載せておきます。
※画像はアマゾンへのリンクです。
ここには載せていませんが「WSR-1800AX4」は他のWi-Fi6対応機種同様「Wi-Fi 6からの新機能OFDMA」を搭載しています。
※新機能OFDMAは、ルーターがたくさんの台数の端末と同時に通信ができるようになる技術です。
IPv6対応
先ほどの表を見てもらえば一目瞭然ですが、1万円前後のWi-Fi6対応ルーターとして初めてIPv6に対応することが発表されています。
IPoE対応ホームゲートウェイをレンタルされている場合には関係ありませんが、家にホームゲートウェイがなく、ONUに自前のルーターをつなげている環境でも低価格でWi-Fi6とIPv6プラス系を両立した環境を構築できるようになります。
※表の他の機種はIPv6パススルーにのみ対応しているためアクセスポイントとして使う場合のみIPv6系が利用できます。
つまり、ONU・ひかり電話・ルーター・無線LANなどの機能を備えた一体型機器である「ホームゲートウェイ」がなくても、ONU単体と「WSR-1800AX4」を直結するだけでIPv6プラス系に対応できるわけです。
このようなルーターが国内企業から海外勢に先駆けて発表されるのはうれしいことです。
セキュリティ規格WPA3と将来性
「WSR-1800AX4」は2018年に発表されたWi-Fiセキュリティの新規格WPA3に対応しています。
もちろん1世代前のセキュリティ規格WPA2にも対応しています。今後はWPA3対応のWi-Fi機器が増えていき、WPA2は安全性の面からも過去のものとなっていくと思われます。
その点で「WSR-1800AX4」はWPA3にも対応していますのでWPA2までの対応ルーターよりも将来的に長く安全に使える可能性が高いといえます。
まとめ
今回発表された「WSR-1800AX4」は価格面でも機能面でも他の機種よりバランスよく優位に立っており、予算1万円でWi-Fi6対応ルーターを選ぶなら「WSR-1800AX4」を選んでおけば家庭用の一般用途では満足の性能を得られると思います。
なお、他の機種も同じですが、有線LANポートが1Gbpsまでなので、オンライン通信で「最大1,201Mbps(理論値)」とされている数値を出すことは不可能です。
以上「【約1万円】バッファローからWi-Fi6対応ルーターエントリーモデル」でした。
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