AMDの最新ミドルレンジチップセット「B550チップセット」を搭載したマザーボードが6/20より発売開始となった。
ここでは低価格でWi-Fi 6搭載のATX・Micro ATXサイズのB550マザーボードを紹介します。
Mini ITXサイズのマザーボードは各社から1台づつしか出ていませんが、全機種Wi-Fi 6搭載なのでここでは紹介しません。(メモリが2枚しか乗せれなかったりと制限が大きいので)
B550マザーボードは1万円台から4万円以上のモデルまでとさまざまですが、高価格機種を買うならX570も比較対象になってきますので、B550の中でも比較的値段の安いモデルで比較したいと思います。
1万円台からあるB550の低価格帯マザーは個人的に安さだけではなく、コスパ(コストパフォーマンス=性能に対する価格)の面からもおすすめです。
B550マザーボードは、第3世代AMD Ryzen™ プロセッサー以降に対応しています。つまり3000番台以降のRyzenに対応していることになります。しかし、1点注意点があって、AMDが発表しているように
注:AMD B550チップセットは、AMD Ryzen™ 5 3400GとAMD Ryzen™ 3 3200Gプロセッサーとは互換性がありません。
3000番台のRyzenでもG付きの内蔵グラフィックがあるRyzenには対応していません。
それに加えて、Zen 3アーキテクチャーを採用する次世代CPU(4000番台)へ対応することが宣言されています。
PCIe 4.0対応
B550マザーボードでは、PCIe 4.0 x16×1 とM.2 スロット×1 がPCIe 4.0 対応です。
CPUとチップセット間およびその他PCIeレーンはPCIe 3.0です。
Wi-Fi 6について
B550のWi-Fi 6
7/7日現在自作PC市場に出回っているWi-Fi 6対応チップはIntelのAX200とAX201だけで、AX201の方はIntelのプラットフォームのみ対応の独自チップなので、今回のB550に搭載されているチップはAX200ですべて共通です。
B550に搭載されているWi-Fiの主な機能
- 2x2 Wi-Fi 6
- アップリンク / ダウンリンク OFDMA
- 1024QAM
- 最高 2.4 Gbps までのデータ速度
2.4Gbpsのリンク速度を出すためにはご使用のルーターがWi-Fi 6対応ルーターでストリーム数が2以上かつ160MHzに対応している必要があります。
1万円以下からあるエントリールーターでは160MHzには対応していない場合がほとんどなのでよく調べてください。【約1万円】I-O DATAからWi-Fi6対応ルーターエントリーモデル&Wi-Fi6対応ルーターエントリーモデルスペック一覧比較表
エントリールーターの80MHzでもWi-Fi 6でリンク速度1.2Gbpsでますのでかなり速いと思いますが、、、光回線が1Gbpsの契約ならなおさらです。
AX200を搭載したWi-Fi 6 子機がある
B550に搭載されているチップと同じAX200チップを搭載したWi-Fi子機が国内では3機種発売されています。
PCE-AX58BT
Archer TX3000E
Archer TX50E
基本性能は上記3機種どれも同じで、B550内蔵のWi-Fi 6チップとの性能差もないでしょう。
難点はPCIe×1スロットを使うことでしょうか。USBのWi-Fi6子機まだかな~
ですのでB450マザーボードなどからWi-Fi 6目的でB550マザーに買い替えるのなら、上記のWi-Fi子機を購入した方が安く済むでしょう。(値段は要確認)
Wi-Fi 6とその他の機能やPCIe 4.0の価値を見込んでならB550マザーを選べばいいと思います。
【低価格】Wi-Fi 6対応B550マザーボード一覧比較
比較表
画像はAmazonへのリンク
価格は7/7時点
各マザーボードの特徴
ASUS PRIME B550M-A(WI-FI)
- 今回紹介した中では唯一の有線LANが1Gbps。光回線は1Gbpsの契約で、NAS等使わないならもうこれでいいのでは、、、
- 15000円という低価格
- VRMとチップセットに最低限のヒートシンク
- オンボードオーディオが他機種に比べるとちょっと弱い、、、(個人的には全く気にならない)
ASUSTek
ASUS AMD B550 搭載 AM4 対応 マザーボード PRIME B550M-A (WI-FI) 【MicroATX】
PRIME B550M-A (WI-FI)
ASUS TUF GAMING B550M-PLUS(WI-FI)
- 有線LAN2.5Gbps(Realtek RTL8125B)
- 20000万を切る価格
- PCIe x16が2つ
ASUSTek
ASUS AMD B550 搭載 AM4 対応 マザーボード TUF GAMING B550M-PLUS (WI-FI) 【MicroATX】
TUF GAMING B550M-PLUS (WI-FI)
MSI MAG B550M MORTAR WIFI
- 有線LAN2.5Gbps(Realtek RTL8125B)
- PCIe x16が2つ
- SATA 6Gb/s×6
MSI MPG B550 GAMING EDGE WIFI
- 有線LAN2.5Gbps(Realtek RTL8125B)
- PCIe x16が2つ
- SATA 6Gb/s×6
ASUS ROG STRIX B550-F GAMING (WI-FI)
- 有線LAN2.5Gbps(Intel I225-V) (不具合の報告があったりなかったりする)
- PCIe x16が2つ
- SATA 6Gb/s×6
- Thunderboltのヘッダー搭載なので自分で増設できる
- オーディオがROG SupremeFX S1220A
ASUSTek
ASUS AMD B550 搭載 AM4 対応 マザーボード ROG STRIX B550-F GAMING(WI-FI)【ATX】
ROG STRIX B550-F GAMING(WI-FI)
まとめ
B550マザーボードの最大のメリットは値段・コスパだと思います。高価格のマザーを見れば素晴らしい機能を持った板がたくさんありますが、B550はコスパで勝負です。
4000番台Ryzenへの対応も明言されているので今から買うならB550が1番の選択肢になるはずなので、Wi-Fi 6 対応B550マザーボードで迷っている方は表を参考に1番よさげなのを選んでください。
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