AMDは、日本時間10月9日午前1時に、次世代アーキテクチャー「Zen 3」ベースの第4世代Ryzen CPU「Ryzen 5000」シリーズを11月5日に全世界で発売することを発表しました。
※この記事はYoutubeでのAMDの発表をもとに作成されています。
まず最初に発売されるのは「16コア32スレッドRyzen 9 5950X」、「12コア24スレッドRyzen 9 5900X」、「8コア16スレッドRyzen 7 5800X」、「6コア12スレッドRyzen 5 5600X」の4つです。
いつ何が出る?価格は?
まず最初11/5に発売されるのは「16コア32スレッドRyzen 9 5950X」が799ドル、「12コア24スレッドRyzen 9 5900X」549ドル、「8コア16スレッドRyzen 7 5800X」449ドル、「6コア12スレッドRyzen 5 5600X」299ドルの4つです。
今回発表された価格はドル価格のみで、日本円での価格は今のところ不明です。
まあ、日本の自作界隈のお約束として、すんなり1ドル105円とはならないでしょう。
Ryzen 3000番台が発売解禁されたときは「Ryzen 5 3600」の末尾Xなしモデルが最初から発売されていましたが、今回は発売解禁時には出ないようです。
性能は?
AMDの発表によると、Zen 3はクロック当たりの命令実行数(IPC)=「クロック当たりの性能」がZen 2よりも19%向上しています。また、Zen 2では4コアごとに16MBのL3キャッシュが割り当てられていたところ、Zen 3では8コアが32MBのL3キャッシュに直接アクセスできる構成へと変わりました。これによりコアとコアとの通信が高速化し、ゲーム性能がアップしたとしています。
その他設計の改良等で、ワットパフォーマンス(消費電力)も改善し、例に出されたZen 3のRyzen 9は対抗馬のIntelの「Core i9-10900K」よりも2.8倍効率がよいと話しています。
Ryzen 9 5950X
「16コア32スレッドRyzen 9 5950X」は799ドル、CPUクーラーの付属はなしです。
前世代のRyzen 9 3950Xと比較して「Ryzen 9 5950X」は、クリエイティブ性能において5~30%、ゲーム性能において、10~30%程度の性能向上を果たしています。
Intel Core i9 10900Kと比較しても「Ryzen 9 5950X」は、クリエイティブ性能とゲーム性能において明確に上回っており、万人にうれしい性能です。
Ryzen 9 5900X
「12コア24スレッドRyzen 9 5900X」は549ドル、CPUクーラーの付属はなしです。
5900x vs 10900kのドル当たりの性能グラフ
このグラフではドル当たりの性能が比較されており、コスパが良いことを示しています。
単純に性能の比較をしてくれた方がわかりやすかったのですが、価格に差があるのでAMDがIntelに配慮してあげたということなんでしょうか?
当方で計算をして単純な性能比較をしてみると、
5900x vs 10900k
- シングルコア性能+17%↑
- マルチコア性能+28%↑
- ゲーム性能+7%↑
となっていて、すべてにおいて「Ryzen 9 5900X」が上回っています。
Ryzen 9 5800X
「8コア16スレッドRyzen 7 5800X」は449ドル、CPUクーラーの付属はなしです。
5800x vs 10700kのドル当たりの性能グラフ
このグラフではドル当たりの性能が比較されており、コスパが良いことを示しています。
価格に差がありますので当方で計算をして単純な性能比較をしてみると、
5800x vs 10700k
- シングルコア性能+20%↑
- マルチコア性能+22%↑
- ゲーム性能+10%↑
となっていて、すべてにおいて「Ryzen 7 5800X」が上回っています。
Ryzen 5 5600X
「6コア12スレッドRyzen 5 5600X」は299ドル、CPUクーラーが付属します。
5600x vs 10600kのドル当たりの性能グラフ
このグラフではドル当たりの性能が比較されており、コスパが良いことを示しています。
今回は価格が同じなので単純な性能差もそのままで
5600x vs 10600k
- シングルコア性能+20%↑
- マルチコア性能+22%↑
- ゲーム性能+10%↑
となっていて、すべてにおいて「Ryzen 5 5600X」が上回っています。
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