B550 Mini-ITXマザーボードスペック一覧比較

2020年8月3日

マザーボード 自作PC

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AMDの最新ミドルレンジチップセット「B550チップセット」を搭載したマザーボードが6/20より発売開始となりました。

ここでは8月時点で発売されているすべてのMini ITXサイズのB550マザーボードを一覧で価格も比較できる比較表つきで紹介します。コンパクトなPCを自作しようとしている方にはおすすめです。

ただしケースにもよりますが、CPUクーラーの大きさやメモリの高さ等に制限があったりするので、初めての自作の方はしっかり調べてからじゃないと難しいかもしれません。

Mini ITXサイズのマザーボードは各社から発売されていますが、全機種Wi-Fi搭載です。しかし、Wi-Fi 6対応のマザーボードとWi-Fi 5までの対応のマザーボードが混在していますので注意してください。

B550マザーボードの特徴


対応CPU


B550マザーボードは、第3世代AMD Ryzen™ プロセッサー以降に対応しています。つまり3000番台以降のRyzenに対応していることになります。しかし、1点注意点があって、AMDが発表しているように、3000番台のRyzenでもG付きの内蔵グラフィックがあるRyzenには対応していません。


それに加えて、Zen 3アーキテクチャーを採用する次世代CPU(4000番台)へ対応することが宣言されています。

PCIe 4.0対応


B550マザーボードでは、PCIe 4.0 x16×1 とM.2 スロット×1 がPCIe 4.0 対応です。

CPUとチップセット間およびその他PCIeレーンはPCIe 3.0です。

 対応メモリ


JEDEC準拠のメモリなら、DDR4-3200まではサポートされています。それ以上はオーバークロック動作の為保証対象外となります。


B550のWi-Fi 6


7/7日現在自作PC市場に出回っているWi-Fi 6対応チップはIntelのAX200とAX201だけで、AX201の方はIntelのプラットフォームのみ対応の独自チップなので、今回のWi-Fi6対応B550に搭載されているチップはAX200ですべて共通です。


B550に搭載されているWi-Fi 6の主な機能


2x2 Wi-Fi 6
アップリンク / ダウンリンク OFDMA
1024QAM
最高 2.4 Gbps までのデータ速度

2.4Gbpsのリンク速度を出すためには使用しているルーターがWi-Fi 6対応ルーターでストリーム数が2以上かつ160MHzに対応している必要があります。


エントリールーターの80MHzでもWi-Fi 6にした効果は体感できると思います。光回線が1Gbpsの契約ならなおさらですが。

【B550】Mini-ITXマザーボードスペック一覧比較表


メーカーASRockGIGABYTEMSIASUSASRockメーカー
画像画像
製品名B550M-ITX/acB550I AORUS PRO
AX [Rev.1.0]
MPG B550I GAMING
EDGE WIFI
ROG STRIX
B550-I GAMING
B550 Phantom
Gaming-ITX/ax
製品名
Ryzen 3000(Matisse)
対応メモリ
DDR4-4400(OC)×2
(最大64GB)
DDR4-4866(OC)×2
(最大64GB)
DDR4-4600(OC)×2
(最大64GB)
DDR4-5000(OC)×2
(最大64GB)
DDR4-5100(OC)×2
(最大64GB)
Ryzen 3000(Matisse)
対応メモリ
Ryzen 4000 APU
対応メモリ
DDR4-4733(OC)×2
(最大64GB)
DDR4-5300(OC)×2
(最大64GB)
DDR4-4600(OC)×2
(最大64GB)
DDR4-5000(OC)×2
(最大64GB)
DDR4-5400(OC)×2
(最大64GB)
Ryzen 4000 APU
対応メモリ
拡張スロットPCIe 4.0 x16×1PCIe 4.0 x16×1PCIe 4.0 x16×1PCIe 4.0 x16×1PCIe 4.0 x16×1拡張スロット
画面出力端子HDMI ×1
DisplayPort 1.4×1
HDMI 2.1×2
DisplayPort 1.4×1
HDMI ×1HDMI 2.1×1
DisplayPort 1.4×1
HDMI 2.1×1
DisplayPort 1.4×1
画面出力端子
ストレージ機能M.2×1
SATA 6Gb/s×4
M.2×2
SATA 6Gb/s×4
M.2×2
SATA 6Gb/s×4
M.2×2
SATA 6Gb/s×6
M.2×2
SATA 6Gb/s×6
ストレージ機能
Thunderbolt-----Thunderbolt
無線LAN機能Wi-Fi5(433Mbps)Wi-Fi6(2.4Gbps)Wi-Fi6(2.4Gbps)Wi-Fi6(2.4Gbps)Wi-Fi6(2.4Gbps)無線LAN機能
Bluetooth機能5.15.15.15.15.1Bluetooth機能
有線LAN機能1000BASE-T×1
(Realtek RTL8111H)
2.5GBASE-T×1
(Realtek RTL8125B)
2.5GBASE-T×1
(Realtek RTL8125B)
2.5GBASE-T×1
(Intel I225-V)
2.5GBASE-T×1
(Intel I225-V)
有線LAN機能
オーディオRealtek ALC887Realtek ALC1220-VBRealtek ALC 1200ROG SupremeFX S1220ARealtek ALC1220オーディオ
フォームファクターMini ITXMini ITXMini ITXMini ITXMini ITXフォームファクター
価格¥16,500¥18,232¥19,179¥24,323¥24,208価格
商品リンク 商品リンク

※価格は2020/11/2時点
対応メモリについて

メーカーの仕様表にRyzen 4000G シリーズのAPUについて対応メモリが別途書かれている場合はこちらで、"Ryzen 4000 APU対応メモリ"として表に載せましたが、書かれていないメーカーについては、3000シリーズの数値をスライドしていれてあります。

今後のBIOSのアップデート等で変更がなされる可能性があります。

(情報は8月1日時点です。その他変更等ありましたら、教えていただけると嬉しいです。)

なお、先にも言及しましたようにDDR4-3200までのサポートで、それ以上はオーバークロックでの動作になりますので自己責任です。

B550M-ITX/ac

  • 1万円台と最廉価
  • M.2スロットが1つのみ
  • Wi-Fiが11acのWi-Fi5(その他の機種はWi-Fi6対応)
  • 有線LANが1Gbps


B550I AORUS PRO AX [Rev.1.0]

  • 有線LAN2.5Gbps(Realtek RTL8125B)
  • M.2スロットが2つ


MPG B550I GAMING EDGE WIFI

  • 有線LAN2.5Gbps(Realtek RTL8125B)
  • 映像出力が HDMI 2.1×1 のみ
  • M.2スロットが2つ


ROG STRIX B550-I GAMING

  • 有線LAN2.5Gbps(Intel I225-V) (不具合の報告があったりなかったりする)
  • SATA 6Gb/s×6
  • M.2スロットが2つ


B550 Phantom Gaming-ITX/ax

  • 有線LAN2.5Gbps(Intel I225-V) (不具合の報告があったりなかったりする)
  • SATA 6Gb/s×6
  • M.2スロットが2つ


自己紹介

自分の写真
PCパーツ、PC周辺機器に興味を示すおじさん? 初めてPCをばらばらにしたのは10年以上前のこと、それ以来自作PCにはまってしまい自作PC情報を収集する毎日。 ゲームはブラウザゲームをたしなむほどだったが、いつしか本格的なPCゲームをやりだしてしまう。そしてfpsやpingを気にしだしてしまい、インターネット回線や、ルーターなどの周辺機器にものめりこんでしまう羽目に。

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