UWQHD・ウルトラワイドモニターとHDMIバージョンによるリフレッシュレートの関係【実機調査】

2024年3月5日

PC周辺機器

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近年、ゲーミングや動画編集など、高精細な画面と滑らかな映像を求めるユーザーが増えています。そのニーズに応えるべく、UWQHD解像度(3440×1440)のウルトラワイドモニターが注目されています。

しかし、UWQHDモニターの性能を最大限に活かすには、適切なHDMIケーブルや切替器,ハブを選ぶことが重要です。HDMIケーブルのバージョンによって、対応できるリフレッシュレートが異なるためです。

リフレッシュレートとは?

リフレッシュレートとは、1秒間に画面が更新される回数を表します。リフレッシュレートが高いほど、画面が滑らかに表示されます。

一般的なモニターのリフレッシュレートは60Hzですが、ゲーミングモニターでは144Hz、240Hzなど、より高いリフレッシュレートに対応しているものがあります。

HDMIバージョンとリフレッシュレートの関係

以下の表は、HDMIバージョンとUWQHD解像度モニターのリフレッシュレートの関係を示しています。

HP X34 ウルトラワイドモニターを用いて調査を行いました。

HDMIバージョン最大リフレッシュレート帯域幅
1.450 Hz10.2 Gbps
2.0100 Hz18 Gbps
2.1? Hz48 Gbps

HDMI 1.4 は、50 Hzまでのリフレッシュレートに対応しています。そのため、少なくとも50 HzのリフレッシュレートでUWQHDモニターを使用したい場合は、HDMI 1.4 以上のケーブルが必要です。

HDMI 2.0 は、100 Hzまでのリフレッシュレートに対応しています。そのため、一般的なリフレッシュレートである60 Hzなど、50~100 HzのリフレッシュレートでUWQHDモニターを使用したい場合は、HDMI 2.0 以上のケーブルが必要です。

HDMI 2.1 は、どの程度までのリフレッシュレートに対応しているかは不明です。ただ、今後発売が期待される165 Hzを超えるようなウルトラワイドモニターになってくれば、HDMI 2.1 のケーブルが必要です。

ちなみにですが、DisplayPort 1.4ケーブルを用いると165 Hzまで対応できます。

まとめ

UWQHDモニターの性能を最大限に活かすためには、モニターのリフレッシュレートに対応したHDMIケーブルやHDMI切替器を選ぶことが重要です。

  • 50 Hzまでのリフレッシュレート:HDMI 1.4 以上のケーブル
  • 100 Hzまでのリフレッシュレート:HDMI 2.0 以上のケーブル

購入前に、モニターとケーブルの仕様をよく確認することをおすすめします。

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PCパーツ、PC周辺機器に興味を示すおじさん? 初めてPCをばらばらにしたのは10年以上前のこと、それ以来自作PCにはまってしまい自作PC情報を収集する毎日。 ゲームはブラウザゲームをたしなむほどだったが、いつしか本格的なPCゲームをやりだしてしまう。そしてfpsやpingを気にしだしてしまい、インターネット回線や、ルーターなどの周辺機器にものめりこんでしまう羽目に。

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