ZALMANより販売されているATXマザーボード対応の中では小型たな部類に入る激安ケース「ZALMAN T8」を実際に購入したのでレビューします。
価格比較サイトではATXマザーボード対応の中で、ケースの容積の小さい順で4番目(上二つは変則ケースの同じやつなので通常の縦置きケースでは実質2番目?)、安い順なら一番上に出てくるやつです。
私は安ければよし、小さければなおよしというスタンスでしたのでこれを選びました。
今のところ普段使いで問題は起こっていません。
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スペック
大事なところは対応マザーボード、グラボの最大サイズ、CPUクーラーの最大サイズ、簡易水冷を取り付けれるかどうかぐらいでしょうか。
グラボは最大で295 mmとなっていますので、一般的なメインストリーム帯のグラフィックボードの取り付けに問題はないと思います。また、調べてみたところ小型なものを選べば、サイズ的にはRTX 3090や3080Ti、3080といったものも取り付け可能なようです。
CPUクーラーは160 mm まで対応なので、虎徹や、最近話題のAK400といったものは取り付け可能です。
簡易水冷はフロントで240 mmまで対応しています。一昔前の感覚だと、安いケースには簡易水冷なんて取り付けできなかったので、この価格で簡易水冷取り付け可能なのはすごいですね。
デザイン
形が四角形ではないので少し遊び心が感じられます。正直、四角形でもよかった。フロントパネルに無駄に出っ張りが増えたことになります。この価格で、かっこいい見た目なんて求めてないので…
あと、フロントパネルの右下はLEDライトが光ります。私には必要ないので常にOFFです。
電源横のリセットスイッチっぽい「R」と書いてあるところがライトのスイッチになっています。
サイドパネルは透明ではないので電飾にこだわりたい方にはあまり向かないかと思います。
拡張性
5インチベイがありますので、光学ドライブやUSB Type Cポートの増設も可能です。今時としては珍しくなってきたでしょうか。
ケース容量は小型ですが、ロープロファイルではない通常サイズのグラフィックボードを問題なく搭載可能です。
グラボの幅によっては300 mm以上のものも入りそうですが…
グラボなどの拡張スロット部分はねじ切りタイプです。
ATXサイズのマザーボードを設置する場合はケース下部のHDDを固定する台を外さないと無理が生じると思います。
メンテナンス
サイドパネルを開ければすべてのパーツが見える状態になるので、組み立て、掃除等はやりやすいかと思います。
5インチベイが設置できるようにと広めのスペースが内部には確保されているので、作業も比較的しやすいかと思います。
マザーボードの裏側のスペースはあまりありませんが、裏配線等できるようにと穴は開いているので頑張ればできると思います。
作りの良さ
作りは良くないです。
私がこのケースで体験できた事象は以下の通り。
- マザーボードのバックパネル(IOパネル)がケースにはまらない。→ケースの背面に空いているマザーボードのバックパネル用の穴が実際のバックパネルより小さいか、穴の形がきれいな長方形ではないものと思われる。結局無理やり力をかけて、はまったのかはまってないのかわからないような状況で完成としました。
- マザーボードを固定するスペーサがマザーボードの位置に少し合わない。→バックパネルのはまりが悪かったのでその影響もあるかも…→マザーボードに力をかけつつねじ止めしました。
- ケースのサイドパネルを止めるねじのしまりが悪い。→多分ねじがゆがんでる。
まあ、安いので仕方ないかなと。PCは問題なく使えています。
静音性
使っているパーツがあまり高性能なものではないので気になりませんでした。
まとめ
このケースを使ってみての感想は、激安のATXマザー対応ケースとして値段なりといった感じです。
初心者さんや、しっかりとしたものが欲しい方にはお勧めできません。
とはいえ、3000円でATXマザー対応+240mm簡易水冷搭載可能の小型ミドルタワーケースが買えるのだから驚きです。
私としては使用していても特に問題を感じないので当分このケースで使っていこうかと思います。
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